2002.11.2 ゲスト:大原広軌(作家)

どーも。今月は酉の市ですね。13日が二の酉だから今日は前夜祭。もちろん毎年行ってます、新宿花園神社。
酉の市は商売繁盛の熊手を売り出すお祭り。商売やってる人がその店のお客さんに買ってもらうのが習わし。そ して毎年少しづつ大きくしていくんですね。僕が働くBar大吉にも熊手があったんだけど、いきなり大きいの買ってもらちゃったもんだから、次大きくしたらもう店に置けないってんで一年で辞めました。飾ってても重くて 営業中落ちてくるしで縁起悪いよね。そういやその熊手になぜか図書券がいっぱい刺さってたなー。図書券で呑んでる客が居たそうな・・。今夜1曲目はその人が大好きだった(生きてます。)ザ・パーマネンツ「ステレ オソウルナイトクラブ」です。  

今夜のゲスト「大原 広軌(おおはらこうき)氏」 今夜は番組初!文化の匂いのする方をお迎え致しました。いつもミュージシャン音楽系ですからね。 大原氏の著書「精神科にいこう」が「文春文庫プラス」から今回改めて文庫版に姿を変え11/8に出版されることとなりました。おめでとうございます! 
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彼、大原氏の実際に体験されたことが本の中で分かり易く伝えられています。大原氏自身がもともと精神を患っていたそうで「パニック症候群」という病名だったそうです。 最近心の病をテーマにした癒し系なんてものが世の中出回っていますが、その先駆けですね。いや、癒しなんてもんじゃないです。かなり笑えます。はっきり言ってかなりバカです。(失礼!でも僕なりの大賛辞です) 皆さんも「なんか心が病んでいるな・・」と思う時がきっとあると思います。そんな時は心が風邪をひいたと思って気楽に精神科にお世話になってみると良いそうですよ。そんな彼のエピソードが赤裸々に綴られています 。是非ご一読を!と~っても楽になりますよ!


「マニアでどうだ!!〜Part2」のコーナー

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「別離(わかれ) / ミーナ」名曲度★★★★

砂に消えた涙」のヒットでお馴染みのミーナ。原題は「Un Anno D'amore」(シャンソン界では有名な曲らしい)。日本人では弘田三枝子がカバーしたバージョンがあるのですが、事前に打ち合わせしてなかったのに何故かトムが収録の日にMDで持っていた(恐るべき偶然!)ので聴き比べてみました。ミーナはイタリア人ですがここではやはり日本語で唄っております。欧陽菲菲然り、俺はこーゆーたどたどしい日本語に結構グっと来るのよね~。曲は「♪これでもう~終わりなの~」って具合にどっぷりどん底な感じがたまりません。収録後、ON AIRとは前後するのですが11/9の新宿のライブでシャンソンシンガーのユウスケちゃんを迎えてカバー致しました。


大原氏は沖縄に、もうかれこれ30回以上も足を運ぶ程傾倒しているそうで。。竹富島では故どんと氏にも遭遇しているそうです。沖縄は大原氏の心の洗濯場とのこと。そんな大原氏に1曲選んでもらいました。平安隆さ んのアルバム「かりゆしの月」から「お富さん」。「♪死んだはずだよお富さん~」を沖縄の言葉(ウチナーぐち)で唄っています。いいね。 今夜は大原氏のお話をたっぷり聴かせていただきました。興味を持った人は是非書店で手に取って見て下さい。「精神科にいこう」の第二弾「ひらきなおっていこう」も合わせてどうぞ! それではまた来週~!バイバ~イ